転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492205497/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 06:31:38.10 ID:huJ+d9ub0 ※「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSS ※キャラ崩壊あり、人によっては不快感を感じる描写もあるかも 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 06:32:46.06 ID:huJ+d9ub0 「ん? 何だって?」 仕事をある程度終え、事務所の談話室にて中休みを取っている最中、突然智絵里からそんな事を聞かれ、俺は思わず聞き返してしまった。 もしかしたら、空耳だったかも。そう思っての事でもある。 「だ、だから、その……汚れた私は……好きか嫌いかを、聞いてるんです」 しかし、再度そう言った事により、空耳では無かったのが判明する。 先程に智絵里が言ったのは間違い無く、事実なのであると。 その表情は真剣そのもので、とても冗談を口にする顔とは違っている。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 06:33:33.02 ID:huJ+d9ub0 「いや、ちょっと待ってくれ。まず、理由を聞いていいか?」 「理由……ですか?」 「そうだ。そんな事を聞いてくるのなら、それなりの理由があるはずだ。だから、まずそれを聞きたいんだ」 普通であれば、そういったものは人に尋ねる様なものでは無い。 誰しも自分の闇の部分は、胸の中にこっそりと隠しておくもの。 しかし、聞いてくるのだとすれば、相応の事情があるはずだ。 だからこそ、俺は智絵里にそう言って、問い掛けた。 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/15(土) 06:33:58.57 ID:huJ+d9ub0 「え、えっと……聞いても、怒らないで下さいね?」 「内容次第じゃあ、怒るかもな」 「あうぅ……」 先にそう宣言し、釘を刺しておく。 もし、変な謀りであるのなら、今後は諫めないとならないからだ。 智絵里を変な色に染めてしまわない様にという、せめてもの気遣いである。 「あ、あの……実は、ですね。私のファンになってくれている人の中には、そういう人がいる……って、聞いたんです」 「ほう……」 大した驚きも見せずに、俺はそう短く呟く。 確かに、一部ではそういったファンがいる事は、俺も知っている。 ネットで少し探せば、そんな許し難い輩の書き込みは、目にしてしまう。 続きを読む