68: 先駆けタンバリンだじぇお ◆DAjeOPNM.Q 投稿日:2010/11/19(金) 02:38:05.55 ID:LB5Zp+1aO 付き合って3年の彼女に唐突に振られた。 「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」 就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、目の前が真っ暗になった。 俺は本当に彼女が好きだったし、勿論浮気もしたことないし、 そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、 彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。 なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。 どーにもこーにも収まりつかなくて、電話するも着信拒否、 家行ってもいつも留守、バイト先も辞めてた。 徹底的に避けられた。 もーショックですげー荒れた。仕事に打ち込みまくった。 それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭になってた。 彼女の事も、少しずつ忘れ始めてた、そんなある日。 携帯に知らない番号から電話がかかってきた。 最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、何回もかかってくる。 仕方ないから出た。 別れた彼女の妹を名乗る女からだった。その女が俺に言った。 「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」 ・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していた。 ドナーがやっと見つかったものの、状態は非常に悪く、 手術をしても助かる確立は五分五分だという。 入院したのは俺と別れた直後だった。 続きを読む