226: 名無しさん@HOME 2012/05/24(木) 00:50:47.72 0 年長の夏頃、親しいママ友とふたりで園の近くの公園に寄って、娘たちを遊ばせていたら、キチ子を連れてキチママがやってきた。 娘は体も小さいし大人しくて、キチ子に泣かされることが多い。 そのときも「娘子ちゃんはあっちにいって! 友子ちゃんはあたしとふたりだけで遊ぶんだから。あんた邪魔。帰れ」 と言われてべそをかいて戻ってきた。 友子ちゃんは賢いので 「いじわるはいけないんだよ」と、娘を追ってこっちに。 ママ友が「場所を変えよう」とベンチから立ち上がったところで、キチママが追いついた。 「一緒に遊ばせてやって。あと十分でピアノの時間だから、おねがい。お稽古が多くて、なかなかお友達と遊べないし」 すぐ居なくなるならまあいいか、とママ友とベンチに座り直した。 キチママは時計を見ながらキチ子を放牧。 忙しくて倒れそうと愚痴るので話を聞くと、ピアノだスイミングだお受験塾だリトミックだと平日は毎日、土日もびっしり習い事をさせているという。 「ハードスケジュールでキチ子もストレス溜まってるから、ちょっとくらい意地悪したって子供同士のことだし、成長過程では当たり前のことなんだから、大目に見てくれないと」 とさらっと言われて、ママ友と目を合わせると 「お金もかかるし、才能のある子供をもつのも悩みだわ。平凡な子供の親だったら気楽でいいんだけど」と言う。 うっとうしいので適当に話を合わせていると、 「ねえ、私さん、ご主人の帰りが夜遅くてイヤだって言ってたじゃない? アタシはそういうの気にならないから、ご主人とうちの夫、交換してあげましょうか」といいだした。 続きを読む