1: 名無しさん 2016/09/09(金) 22:25:57.23 ID:xqdpmC2g0 俺が12歳になったばかりの夏。祖母が死んだ。 前触れもなく、祖母は自らが横たわったベッドに俺を手招きし、『もうすぐあたしは死ぬ』と告げた。老衰で死ぬのだと。 その時は父も母も出払っていて、慌てふためいた俺は医者を呼び、ただただ婆さんが死んでしまうことが怖くて、悲しくて、泣き喚きながらベッドに横たわる祖母の手を握りしめていた。 祖母はそんな無様な俺の姿を『困った子だ』と言って笑いながら、こんなことを俺に言った。 祖母『私は若い頃……――――爺さんのお○んぽに勝てなかったんだよ』 この導入はアレかな? 某正義の味方に憧れたけど諦めちゃった人の導入部分のリスペクトかな? 菌糸類に謝れ。 握りしめた祖母の手は、いつの間にか放していた。涙も止まっていた。なんか、こう、あれだよ、うん……。 っていうか婆ちゃん……いや、もうババアでいいや。このババア、もはや耄碌してるとか曖昧だとかってレベルじゃあない。 別にババアのことは嫌いじゃなかったが、むしろ婆ちゃんっ子で好きだったんだが、この瞬間までだ。 ババアへの好感度はストップ安どころか、一秒ごとに右肩下がりの地球のマントルめがけてまっしぐらである。 祖母『恥丘……難しい言葉をつかえるようになったねえ、○○』 こ、このババア、人の心を読みやがった。つーかそっちじゃねえよ。 そんな俺の心の機微に至ってはまるで理解を示さず、嬉しそうに笑みを浮かべながら頭を撫でるババア。 なおその手を振り払わなかったのは俺の理性が優れていたからではなく、思考が真っ白に染まっていたからである。 こんな時に限って父さんは仕事、母さんはお買い物中である。早く帰ってきてください。 助けてパパ、ママ、この老害、もうじき息しなくなるの。だからみんなでお祝いしようぜ。 引用元: ・【艦これ】マジカルチ○ポ提督【ア艦これ】 続きを読む