1: 名無しさん 2017/03/26(日) 16:28:57.69 ID:CAP_USER9 タクシー運転手といえば、道路という道路に精通し、移動中も豊富な話題で乗客を飽きさせない「親切かつ気さくなおじさん」。そんな男くさい職場にあって、ついたニックネームは「美人過ぎるタクシー運転手」だ。 おじさんどころか、普段はモデル、女優として芸能界で活躍し、男性誌のグラビアも度々飾る。その美形がタクシーを操る「二足のわらじ」を履くようになったのは、どういう経緯だったのか。 「就活でやりたいことを決められず、面接で落ちまくって『あーッ』って負のスパイラルに陥った。そんなとき、『飛鳥交通ドリームプロジェクト』のことを立ち読みの雑誌で知ったんです」 運転手として生計を立てながら芸能界を目指す若者を、無料レッスン提供などを通じ応援するというプロジェクト。「学生時代から読者モデルのアルバイトをしていたのが楽しくて。いずれモデルになれるかも…」と、失敗続きの中、思い切って応募したという。 ■転機は「グランプリ」 思いがけず、オーディションでグランプリを受賞。それが転機となり、まずは、タクシー運転手になるために第二種運転免許の取得から始めた。 「それがなかなか大変で…。講習会で周囲はほとんどおじさん。試験勉強で幹線道や主な建物の名前、高速道の出入り口まで暗記して、実技もみっちり…。1回試験に落ち、合格は半年がかり。もう1回やれといわれてもできない」 収入を確保しながら、いつかチャンスをつかみたいという強い思いが、支えになった。 ■ナンパされたり… 実際に乗り始めると、乗って初めて分かる苦楽も。 「タクシーを止めたお客さんが私の顔を見た瞬間に『女性だから』と乗車をやめるのは、なかなか信用してもらえないのかなと。他にも食事への誘いなどナンパされたり…。ただお年寄りや子連れの乗客からは『女性で良かった』とわざわざ言ってもらえることだってあるんです」 女性運転手の複雑な立ち位置を物語るエピソードだが、そうでなくても現場は気苦労が絶えない。「渋滞につかまるとイライラし出すお客さんもいるし、道を間違えると『チッ』って言われちゃったり…」 「でもね、わたしチビだから、運転すると大きいものを動かして、遠くへ早く動ける実感があって。それがいいんですね」。運転好きだからこそ日々がんばれるわけだ。 2017.3.26 09:00 http://www.sankei.com/premium/news/170326/prm1703260028-n1.html 続きを読む