「日本第一党」最高顧問が川崎で講演会 神奈川新聞「好き放題差別させろという心の叫び聞こえる」

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1: 2017/03/25(土) 14:19:05.65 ID:CAP_USER
〈時代の正体〉差別主義者の居場所なくす 川崎で「ヘイト講演」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

【時代の正体取材班=石橋 学】見上げるタワーマンション、真新しいショッピングセンターが春の日差しを受け、輝く。幼子を乗せたベビーカーを押す母親たちの足取りもどこか軽やかだ。ここ川崎市中原区、全国の住みたい街ランキング上位に名を刻む武蔵小杉の平穏な町並みが、その醜悪な振る舞いを一層際立たせる。

 東急線武蔵小杉駅から歩いて5分、川崎市総合自治会館できょう25日午後1時から、極右政治団体「日本第一党」最高顧問で人種差別・排外主義者の瀬戸弘幸氏の講演会が開かれる。

 「朝鮮人を殺せ」と叫ぶヘイトデモに参加してきた人物が「ヘイトスピーチと表現の自由」と題して講演を企画した意図は何か。差別的言動は許されないと宣言し、その根絶への取り組みを国や自治体、国民に求めるヘイトスピーチ解消法に反対し、川崎市で進むヘイト規制条例の制定の動きを阻止することを「最大の闘争目標」と公言している氏である。タイトルからは「これまで通り好き放題、差別をさせろ」という心の叫びが聞こえてくるようだ。

http://www.kanaloco.jp/article/240096

2: 2017/03/25(土) 14:19:40.45 ID:CAP_USER
包囲網
 ヘイトスピーチ解消法成立から24日で10カ月、瀬戸氏や講演会参加者は「差別の自由」を謳歌(おうか)する春は遠く過ぎ去ったことを思い知るだろう。

 JR武蔵小杉駅の改札を出て、東急線武蔵小杉駅へ続く連絡通路を歩く。黄色地に「ヘイトスピーチ、許さない。」と黒い太文字も力強いポスターが1枚、また1枚と目に入ってくる。

 法務省人権擁護局が作成した啓発ポスターで、川崎市人権男女・共同参画室が22日から新たに貼り出したものだ。同室は「本市は差別と偏見のないまちづくりを行っており、機会を捉え啓発活動を行っている」と説明し、ポスター掲示が瀬戸氏と参加者へ向けたメッセージであることを明言する。

 国もそうだ。22日の参院法務委員会で民進党の有田芳生氏に対応を問われた法務省人権擁護局長は「一般論として」と前置きしながら「事前に判明しているテーマ、内容、開催の諸事情、主催者らが過去に行った集会などを総合的に勘案して必要性を判断する」と答弁し、対処の実施を否定していない。

 武蔵小杉駅前では、午後0時半から市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」の呼び掛けで差別的言動の根絶を願うアピール行動が行われる。講演参加者をはるかに上回る市民が足を運び、道行く人たちにチラシや風船を配る。「さべつのないかわさき」という文字がデザインされたハートの形をした風船をうれしそうに手に取る子どもたちの姿が目に浮かぶ。

 チラシには2月4日の市民集会の様子がつづられている。自民、公明、民進、共産、社民、神奈川ネットワークと党派会派を超えた国会議員、県議、市議が一堂に会し、ヘイトスピーチ根絶への決意を力強く表明した。保守もリベラルもない「オール川崎」の取り組みが始まっていることがそこに示されたのだった。

3: 2017/03/25(土) 14:19:52.62 ID:CAP_USER
 その市議が名を連ね、自民党市議が会長を務める日韓友好川崎市議会議連と川崎市日韓親善協会は21日、福田紀彦市長に「市民、行政、議会のオール川崎で取り組んできたヘイトスピーチ根絶の歩みを止めることのないよう、ガイドラインを策定し、人権全般に係る条例策定につなげていくこと」を求める要望書を連名で提出している。

 やはり瀬戸氏が講演を計画していることについて、親善協会会長で保守政治家の重鎮、元自民党参院議員の斎藤文夫氏は「ヘイトスピーチは日本の恥。今回のようなことがあるから、きちんと禁止条項を盛り込んだ条例が必要なのだ。インターネットで宣伝されるようなことがあれば、次回の貸し出しはできなくなるのではないか」と怒気混じりに語っている。

 神奈川県弁護士会も23日、あらゆる人種差別を禁じる条例の制定を川崎市に求める声明を発表。ここでも25日の講演に言及がなされ、だからこそ「条例によるヘイトスピーチの規制は喫緊の課題」と強調されている。

 規制条例の制定阻止を掲げる瀬戸氏だが、講演会を計画したことでかえって条例の必要性を再確認させるという皮肉な結果を招いている。在日コリアン集住地区である川崎市川崎区桜本を標的にした「日本浄化デモ」が解消法の制定を「後押し」したとして、自身も参加していたにもかかわらず主催者を批判していた瀬戸氏だが、今回は自ら同じ轍を踏んでしまっているのである。

5: 2017/03/25(土) 14:20:18.95 ID:CAP_USER
ねつ造
 私は21日の記事で、差別の意図が明らかな「日本浄化デモ第3弾」が抗議に集まった市民に行く手を阻まれ、主催者が続行断念を余儀なくされた昨年6月5日の一件を「言論弾圧」と主張する瀬戸氏の振る舞いを「デマを用いてでも敵を仕立て、排斥と迫害をあおる差別主義者の常とう手段を見ることができる」と評した。

 そもそもヘイトスピーチは解消法で「許されない」とされた人権侵害で、憲法が保障する表現の自由の範囲外であることは数々の司法判断や法務省による勧告が示す通りだ。規制されるべきものが規制され、批判されるべきものが批判されているにすぎない。なのに、自分たちは不当に圧力を加えられている被害者だと言い募り、だから、攻撃してくる敵を死ね、殺せといっても構わないという差別を正当化する詭弁を弄すのだ。

 瀬戸氏は講演会前日の24日にも自らのブログでその詐術の見本を分かりやすい形で示してみせた。私の発言をねつ造したのである。

 「左翼&在日が駅前、道路で妨害行動へ」と題する記事は、23日に東京地裁で私と神原元弁護士の会話を偶然聞いた支援者が、瀬戸氏に伝えたものとして、以下のようなやりとりとして記す。

 〈神原弁護士 「明日はどうなっている?」

 石橋学 「駅前と行く街道沿いに配置してあります。」

 もう、妨害する気満々ですね〉

 前述したように市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は抗議行動を行わない。駅前でチラシと風船を配ってアピールするだけだ。だから私が神原弁護士に伝えたのは「駅前でチラシや風船を配り平和的にアピールをする。抗議のカウンターは行わない」である。24日付の告知記事でも「抗議のカウンター行動は行わない」と書いている。

 それを意味までまったく異なるものとして記し、さらには「配置してあります」と、さも私が市民運動をコントロールしている主体であるかのような印象操作も忘れない。

7: 2017/03/25(土) 14:20:37.80 ID:CAP_USER
 そうしてあらゆる前提が誤った以下の一文に触れ、やはり差別を正当化するために敵を必要とし、対立と分断を意図してあおっているのだと確信する。

 〈左翼&在日はどうしても今回の講演会を力づくでも潰すつもりですがそうはさせません。ここで彼らの暴力的妨害行動が起きれば、川崎市が左翼&在日と結託して成立させようと企む「ヘイトスピーチ条例」が如何に大きな問題を含むものであるかを全国の皆様にアピールする絶好の機会となります〉

 見過ごせないのは、こうしてあおられた差別と憎悪の感情が第三者に行動を起こさせ、具体的な人権侵害が生じていることにある。差別反対運動に取り組み、今回の集会に不安を訴えている在日コリアン3世に対し、ツイッターで名前や顔写真、生活圏の地域をさらし、「反日極左活動家」という誹謗(ひぼう)中傷が加えられている。インターネット上だけではない。職場には「朝鮮人は朝鮮に帰れ」という脅しの電話までかかってきている。

 瀬戸氏のブログに「死ね」「殺せ」というヘイトスピーチは見当たらない。それでもこのような扇動効果をもたらすということは、問題は言葉遣いではなく、どのような立場の人物が、どのような文脈で語り、どのような効果をもたらしているかにあるということになる。

 確信的差別主義者が講演会を告知しただけで人権被害は生じ、インターネットを介して被害は拡大していくという、その存在自体の害悪を物語ってもいる。

 きょうの講演会で瀬戸氏は「死ね」「殺せ」という露骨なヘイトスピーチは行わないかもしれない。講演の模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継するという。ヘイトスピーチが行われれば、会館を管理運営する公益財団法人川崎市市民自治財団は「次回以降は申請があっても保留とし、許可するか市と協議する」と明言している。会館使用の申し込みに訪れた申請者が「ヘイトスピーチをするのではなく、講演会を行う」と話しているからだ。行わないのではなく、行えないはずなのだ。

 それでも瀬戸氏は講演会は成功したと強弁するかもしれない。例によってデマを吹聴、拡散し、差別があおられれば目的は達成することになるからだ。だが、そうしてその成果を誇れば誇るほど、なるほど定義された差別的言動を許されないとするヘイトスピーチ解消法だけでは不十分で、あらゆる人種差別を禁じる包括的な条例、あるいは新たな立法、人種差別撤廃基本法が必要だということをあらためて証明することになる。

 ヘイトスピーチは歴史的、構造的な人種差別の一つの形態にすぎない。日本が加入する人種差別撤廃条約の義務を履行するためには、差別の禁止法制をはじめ、差別の実態調査、差別撤廃教育の実施、救済機関や国内人権機関の設置など、包括的な仕組みづくりが欠かせない。瀬戸氏が目的を果たそうとすればするほど、差別との闘いを次なるステージに促す結果になる。やはり差別主義者が自由に差別する場はもはや、ここ川崎には存在しないということがきょう、武蔵小杉の青空に無数に漂う「希望の風船」によって示されることになる。
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