【朝鮮日報】「韓国大統領」は世界で最も危険なポストだ

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1: 2017/03/21(火) 12:48:46.29 ID:CAP_USER
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版  姜天錫(カン・チョンソク)論説顧問
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/21/2017032100942.html


韓国大統領は危険な職業だ。1980年以降大統領の座に就いた7人の運命を思い浮かべると、目まいがする。2人は監獄へ行った。1人は捜査を受ける過程で自ら命を絶った。前大統領は、21日に検察へ出頭する。

憲法裁判所の弾劾事由と検察の適用容疑はかなりの部分で重なっており、法の網を避けることは容易ではないだろう。7人のうち4人が犯罪者の身分になったとすると、比率は57%になる。文明国に、こんな職業がほかにあるだろうか。

ほかに4人の大統領がいる。このうち2人は、内閣責任制および過渡期の大統領ということで、除外してもよさそうだ。残る2人には、「独裁者」という修飾語が付いてまわる。

1人は50年間異国をさすらって独立運動に人生をささげたが、最後は太平洋の真ん中に浮かぶ亡命先の島で生涯を終えた。もう一人も、自分の足で大統領府(青瓦台)を歩いて出ることはかなわなかった。部下の銃弾に倒れたのだ。

結局、9人の大統領のうち6人は、平穏な余生を送ることができなかった。不幸が大統領を襲う確率は67%に達する。無事であろうとするなら、幸運を期待しなければならない。先進国にも途上国にも、これに匹敵する事例はない。

危険な職業の第一に挙げられるのが、消防官だ。だが韓国大統領が不幸になる確率は、消防官の負傷率より何倍も高い。これまで大統領を経験した9人のうち、不幸を免れたのは3人だけというが、この話も事実とは隔たりがある。

三人の大統領は在職中、子どもやきょうだいが監獄でつぶされる姿を見守らなければならなかった。結果的に、韓国大統領の誰もが、悲劇を避けて通ることはできなかった。こんな恐ろしい運命、こんな身の毛もよだつ法則の支配を受ける権力者が、どこにいるだろうか。

>>2につづく

2: 2017/03/21(火) 12:48:58.63 ID:CAP_USER
>>1
帝王的大統領の弊害が問題になり、権力分散型の改憲の主張が韓国国民の過半数の支持を集めるのも道理といえる。大統領は、閣僚・次官クラスはもちろんのこと、民政首席・人事首席を通して各部処(省庁に相当)の局長クラスの人事や公営企業の人事、そしてポスコ(浦項製鉄)のような民間企業や金融界の人事を左右する。

武器になるのは監督権限や許認可権限、捜査指揮権だ。民政首席というパイプで検察・警察に捜査対象や捜査の方向を流し込み、情報機関には要注意人物の動向を把握するよう目配せし、国税庁・公正取引委員会が企業の首を絞めてくるのに耐えられるはずがない。

権力の集中とは常に、大統領を閉じ込めるわなだった。新大統領が、こうした憲法・法律・制度の慣性の下でも平穏であることを望むとするなら、それはパラシュートが開かなくても無事に着地できることを期待するのと変わらない。

帝王的大統領制の逆説は、かくも君主のような大統領が、実は国政の最優先目標すら法律で裏付けることができない、無能な大統領だというところにある。権力分散型改憲論は、「帝王的大統領の無能」という逆説の束縛を解くことができない場合、国政を完全にまひさせてしまう危険性を伴っている。

最終意思決定の方式から多数決の原則を排除してしまった国会先進化法のせいで、先の見込みはさらに暗い。「協治」という言葉を合唱してはいるが、その「協治」の文化が一朝一夕のうちに湧き出てくることは望めない。

このあたりで、韓国政治において「忠誠とは何か」を問う必要がある。「大統領を愛する会」という忠誠集団を抱えた大統領が2人いた。1人は、国会で弾劾訴追案が通過し、後に検察の捜査を受ける過程で自殺した。

もう1人の大統領は、憲法裁判所から罷免を言い渡され、検察の捜査も控えている。なぜ、忠誠集団は大統領を守ることに失敗したのか。

忠誠集団は、大統領にとってもろ刃の剣のようなものだ。いい加減なまずい政治をしても、容易には支持をやめない。コンクリート支持層だ。大統領がよろめいても、そのまま倒れず再び立ち上がることができるよう、復帰の時間を稼いでくれる。これは、忠誠集団が「薬」になるパターンだ。

逆に、「毒」になることもあり得る。忠誠集団は、大統領の国政運営が誤っていたとき、異議を提起する者に「背信」と「反逆」のレッテルを貼って封じ込める。危険を知らせる警告灯を消してしまう行動だ。大統領が忠誠集団に頼る度合いが大きければ大きいほど、一般国民との隔たりは大きくなっていく。

そして突如として、沈没の瞬間を迎える。保守政党が翼をなくして墜落する状況の中、再建のきっかけをつかみたいのなら、これは留意すべき点だ。

何人もの大統領が、反対集団を管理することに失敗したからではなく、忠誠集団の毒性を軽視したが故に、思いがけない終末を迎えた。弾劾から選挙の局面へと舞台が変わっても途切れることのない「反逆勢力の処断」「なになに勢力の大掃除」という声を、軽く聞き流し難い理由でもある。

5月9日に韓国大統領選挙があり、次の日に新大統領が就任する。弾丸列車のような高速の政治日程だ。世界で最も危険なポストを、このように選んでもいいのかと心配になる。新大統領に、「お祝いする」という言葉を気軽には掛けられないだろう。

大統領を支配する運命の法則がどれほど過酷であるかを知っている人間なら、その家族に対して何と言うべきか、何度もためらうはずだ。
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