転載元 : http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353994405/ 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 14:33:25.68 ID:eeqKuD7p0 居間 セイバー「……」ペラッ 士郎「珍しいな、セイバーが読書なんて」 セイバー「ライダーから借りました」 士郎「そっか。今日の昼食はなにがいい?」 セイバー「シロウにお任せします。それよりも飲みたいものがあるのですが」 士郎「飲みたいもの?ジュースならオレンジとアップルぐらいしか今はないな。お酒は藤ねえが持ってきた焼酎とウイスキーならあるけど」 セイバー「シロウ、オチンポミルクとはどのような飲み物ですか?」 士郎「……」 セイバー「あ、いえ、牛乳の類であることは名称から想像できます。しかし、飲んだ者の全てが奇声をあげながら美味だと賞賛しているので気になってしまって」 士郎「その本にそう書いてあったのか?」 セイバー「はい」 5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 14:39:40.41 ID:eeqKuD7p0 士郎「セイバー、わざとだろ?」 セイバー「わざと、とは?」 士郎「いや、だって、そう言う本を読んでるなら文の前後を読めばどういうものかわかるだろ?」 セイバー「いえ。分からないからこうしてシロウに頼んだのですが」 士郎「その本、どんなストーリーなんだ?」 セイバー「ある女子大生が誘拐され、監禁されるところから始まり、冒頭で問題のミルクが出てきます」 セイバー「初めは主人公もそのミルクを拒んでいたのですが、飲まされるうちに良さに気がついたのか頓狂な濁声をあげて、美味しいというようになります」 士郎「……」 セイバー「いつもジョッキで出てきます。ビールのようなものでしょうか?」 士郎「飲ませる描写しかないのか……?」 セイバー「はい」 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 14:44:46.46 ID:eeqKuD7p0 士郎「……」 セイバー「シロウ、できれば私もこのミルクを飲んでみたいのです。ここまで気が狂うような叫びを発してしまうなら、味も格別なのでしょう」 士郎「……」 セイバー「オチンポミルク……どのような味なのか……。臭いといっているところもありますから、発酵しているとみました」 士郎「セイバー。それは小説の世界の話だ。そんなものはこの世に存在しない」 セイバー「え?!」ガタッ 士郎「悪いが諦めてくれ」 セイバー「そうですか。確かにフィクションの世界であることを失念していました……。残念です」 士郎「昼飯作るよ」 セイバー「はい……」 士郎「……」 セイバー「はぁ……」 続きを読む