韓国人「自分たちが選んだ大統領でも、政治を誤ったら引きずりおろして監獄に送る、そういう国民的な底力を持つ国」

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1: 2017/03/19(日) 11:03:53.64 ID:CAP_USER
【コラム】韓国大統領の「悲運」は朴槿恵で終わるのか

 韓国憲政史には11人の大統領が名を連ねている。このうち8人は悲運の大統領で、無事だったのは3人だけだが、その3人も平坦とはいえない末年を送った。初代の李承晩(イ・スンマン)は不正選挙を糾弾する4・19革命(1960年)で下野し、亡命先で世を去った。ユン・ボソンは内閣制の大統領で、5・16クーデター(1961年5月16日。朴正熙〈パク・チョンヒ〉陸軍少将〈当時〉らによる軍事クーデター)によって追われ、崔圭夏(チェ・ギュハ)は文字通り「臨時大統領」だった。朴正煕は長期政権の末、部下に撃たれて命を落とし、全斗煥(チョン・ドゥファン)と盧泰愚(ノ・テウ)は退任後、刑務所暮らしをすることになった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)は退任後に自殺、そして朴槿恵(パク・クンへ)は、任期中に弾劾で罷免された。

 こうした歴史を、単に「悲運」で片付けることはできない。極めて不正常で、見方によっては、韓国の政治制度に病的な要因があるのではないかと感じさせる。どこか致命的なDNAが、韓国の権力構造に内在しているということだ。何が問題なのか。韓国の制度に問題があるのか。韓国の指導者、すなわち人に問題があるのか。さもなくば、韓国国民に問題があるのか。

 韓国人は、比較的短期間で民主制度を実現・定着させたと自負してきた。世界各国も、韓国は君主制と日本による植民地支配、そして戦争と分断を克服し、世界の優秀な民主国家へと急成長したと賞賛した。時には韓国人自身が「自分たちが選んだ大統領でも、政治を誤ったら引きずりおろして監獄に送る、そういう国民的な底力を持つ国」と自画自賛してきた。

金大中(キム・デジュン)顧問
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/17/2017031701505.html

2: 2017/03/19(日) 11:04:11.05 ID:CAP_USER
>>1
 果たしてそうなのか。「誤り」を正すことを「民主」と誇るのではなく、そもそも「誤り」がどこに由来するのか、なぜ「誤り」が生まれ、そして繰り返されるのかを省察すべきだ。なぜ歴代の大統領が悲運と不運と失望と呪詛(じゅそ)の対象になる状況が続くのか-についての、根本的アプローチをすべきだ。今、新たな大統領を選ぶとしても、過去と現在に照らして未来を語るならば、その大統領もまた悲運の結末から逃れられないかもしれない。自分たち自身を果敢に変えないかぎり、こんにちの政治的停滞と権力的独善はなくならない。

 韓国人は今、大変な逆境に直面している。国民の心をつかむ指導者がいない。国民を「親」と「反」に分かつ分裂主義者がいるだけだ。国民の前で自制と成熟を論じ、国民の「格」を論ずる政治家の姿は見られず、付和雷同する機会主義者ばかりが目に留まる。ちょうど、大統領が皆そうであったように、群立する各候補は、悲運の歴代大統領がかかった「大統領病」にかかる確率が高い。

 「制度」も寿命が尽きた。ある憲法裁判官が補充説明で言及したように、韓国の問題は「大統領」にのみあるわけではなく、「大統領制度」にも存在するということを認識するアプローチが切に必要な時期がきている。

 韓国国民も、極端主義に押し流されている。安全保障と外交の難局にあるにもかかわらず、国民的な合意は期待し難い。多数のためにこらえ、後押しするという成熟した姿勢も見られない。いい時は肝でも渡してやりそうなくらいなのに、悪い時は殺さんばかりに飛び掛かる、心理調節不能の状態がはびこっている。退陣する大統領に向かって拘束しろと叫び、退任する憲法裁判官に向かって「後で見ていろ」と脅す大衆の怒りに、戦慄(せんりつ)すら覚える。韓国人には「一歩引く」というものがない。

3: 2017/03/19(日) 11:04:26.70 ID:CAP_USER
>>2
 憲法裁の決定に無条件「承服」することが、法治的・民主的なわけではない。憲法裁の判決には、私自身、承服しかねる法理もある。憲法裁の判決が絶対的なわけでもない。重要なのは、心の承服ではなく、行動の節制だ。憲法裁の判断に同意はしないが、それを暴力的に、もしくは共同体が定めた規則に反するやり方で表明したりはしないということ。それが重要なのだ。倒れた人を踏みつけ、死人をむち打ち、辱め、暴言を吐いて「勝った」と勝利に酔うのは、民主的市民の姿勢ではない。奈落に転落したかのような悲痛さをかみしめている人に向かって「なぜ承服声明を出さないのか」「いつ青瓦台(大統領府)を出るのか」「なぜ出ていかないのか、不法占拠だ」などと責め立てる野党やメディアの態度からは、肉食獣の臭いがする。もし憲法裁が棄却判決を出していたら、正反対の現象が起きただろうと思うと、韓国人は果たして民主的市民なのか、市民である以前に公正な人間なのかと振り返ってしまう。

 もうそれくらいやったのだから、前を向いて進めばいいと思う。不幸ではあるが、「朴槿恵」は今や韓国人にとって「過去」であり「前大統領」だ。それくらいやれば腹いせにもなろうというものだが、その前大統領をすぐ法廷に立たせるのは、大統領選にもいい影響はなく、国の安定にとっても良くない。朴前大統領の側も、「防御」でないのなら「攻撃」は慎む方がいいだろう。

 韓国人もいつか、任期を終えた大統領が、傷もなく無事に権力の椅子から降りる場面を見るようになるのだろうか。4・19革命のとき、下野した李承晩が景武台(大統領府。当時は青瓦台ではなかった)を離れて亡命の途に就くのを惜しみつつ見送り、そして彼が死者となって故国に戻ってきたときには、彼を追い出す先頭に立った市民が街に出てきて、涙で哀悼を示した。それが韓国人の気質だ。
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