転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448802401/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/29(日) 22:06:41.37 ID:FuOx7eTN0 沖田「もっと速く、もっと鋭く!」キィンキィンキィンキィン! カエサル「ぬうっ! 予想よりもよっぽど速いではないか……!」キィンキィン! 小次郎「二人がかりで押されるか……!」キィンキィン! カエサル「面倒だが、見せてやろう! 我が黄の死を!」 沖田「遅いッ!」ズバァッ! カエサル「なんとぉーっ!?」バタリ ハサン「……シャアッ!」シュバッ! 沖田「飛び道具などと!」ガキィン!グサァ! ハサン「ば……馬鹿なッ!?」 沖田「不意打ち上等。私もよくやっていましたし。ですが、少々私の力量を見誤ったようですね」 小次郎「背後からの完璧な不意打ち投擲に見えたがな。短刀を弾き返して、持ち主に突き刺してやるとは中々やる」チャキッ 沖田「乱闘もよくやっていましたから」チャキッ 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/29(日) 22:07:42.34 ID:FuOx7eTN0 小次郎「……」 沖田「……」 小次郎「石火春雷……一刀にて証を示す」 沖田「我が秘剣の煌めき、受けるが良い!」 小次郎「燕返し!」 沖田「無明三段突、きぃ!?」 沖田「こはァッ!?」 小次郎「……ふーむ。病弱とは存外に厄介なスキルよな。沖田殿が万全ならばこうも一方的には勝てなかっただろうて」 ぐだお「おーい小次郎、沖田いる?」 小次郎「おう、主殿。ほれ、人斬り殿ならそこに」 ぐだお「お前も似た様なものだろ?」 小次郎「某はただの農民でござるよ?」 ぐだお「お前のような農民がいてたまるか」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/29(日) 22:08:41.54 ID:FuOx7eTN0 沖田「マ、マスター……申し訳ありませんが、沖田さんは……もう駄目です……どうか、ご武運、をぉ」 ぐだお「金平糖食べる?」 沖田「えっ金平糖!? いただきます! はむっはむっ」 沖田「う~ん、弱った体に糖分が染みわたりますねぇ」 ぐだお「元気じゃないか」 沖田「まぁ、飽くまで四六時中いかなる時も吐血し行動不能になる可能性があるというだけのスキルですので」 ぐだお「なんてめんどくさいスキルなんだ……」 沖田「そっそんなこと言わないでくださいよー! これが無かったらもっと人を斬って回っていた訳ですから、バーサーカーにされていてもおかしくないんですよ!? ガーとかダーとか反逆だーとかデュフフーしか言えないなんて、そんなのやだー!」 カエサル「最後のバーサーカーか?」 小次郎「まぁ、例の男であろうな」 ハサン「あれはどうにも苦手だ……」 続きを読む