北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、遺体の引き渡しをめぐり、北朝鮮とマレーシアが非難の応酬となっている。 正男氏の遺体をめぐって、北朝鮮側は当初から引き渡しを強く求めているが、マレーシア当局は捜査中であることや、親族が名乗り出ていないことを理由に拒んでいる。 20日、記者会見に臨んだ北朝鮮のカン駐マレーシア大使は「マレーシア警察の捜査は信用できない」と述べ、マレーシアを批判した一方、マレーシア外務省も、北朝鮮の抗議は「根拠がない」と反発していて、親密とされる双方の関係が急激に悪化している。 正男氏の司法解剖の結果については、マレーシアの保健相が「早ければ22日に出る」との見通しを示している。 一方、一部の現地メディアは20日夜、正男氏の息子のハンソル氏が、マレーシア入りすると報じた。 実際に到着したかどうかは明らかになっていないが、仮にハンソル氏が遺体の確認を行った場合、マレーシア側は親族への引き渡しに応じるとみられている。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170221-00000409-fnn-int キム・ハンソルさんとされる男性 続きを読む