18日に東京・中野サンプラザで開催された、フジヤエービック主催のポータブルオーディオ・イベント「ポータブルオーディオ研究会2017冬」において、タイムロードは、ULTRASONEの新しいヘッドホン「Signature STUDIO」を参考出展。 モニター用/DJ用モデルの最上位モデルである「Signature PRO」「Signature DJ」を、サウンドはそのままに仕上げを簡略化して、より求めやすい価格を実現したというもの。 「Signature PRO」が低下148000円、実売9万円、「Signature DJ」は実売8万円程度ですから、間違いなくこれ以下となります。どうやら定価ベースで7万円程度のようです。となると、実に半額程度。 「Signature PRO/DJ」ではイヤーカップにガラスをあしらい、ヘッドバンドにもエチオピアンシープスキンを採用していましたが、本機ではこの両方を簡素化。具体的には、ヘッドバンド部の本革が「Signature STUDIO」では合皮に。ハウジングは樹脂+ラバーコーティングから樹脂のみになります。 一方でドライバーやハウジングは上位機と同じものを使用しているので、音質的には同一とは言えないまでもかなり近似しているということでしょう。 「Signature PRO」は40mm径のチタンプレイテッド・マイラードライバーを搭載したオーバーイヤー密閉型。S-Logic Plusテクノロジーを採用。周波数特性が8~42000Hz、インピーダンスが32Ω、音圧レベルが98dB。重量が300g。1.5mと3mのストレートケーブル各1本と、専用収納ボックスが付属していました。 「Signature DJ」は新開発の50mm 径マイラードライバーを搭載し、周波数特性:5-32,000 Hz、インピーダンスが32Ω、音圧レベルが115dB。重量が300g。3mのカールコードとマイクロフォン/リモートコントロール付きのショートコードが各1本付属。 具体的には「Signature PRO」がベースモデル。「Signature PRO」の音質面で気に入っている人は少なくないようなので、価格面で躊躇していた人には朗報でしょうか。 やたらと高級(高価)な密閉型ヘッドホン路線を続けてきたウルトラゾーンですが、常識的な?価格帯で、幅広く受け入れられるような製品作りに回帰して欲しいと思う人もいそうです。 続きを読む