193: 例えばこんな日本びいき 34 2012/05/11 21:55:32 ID:TghvLJBr 最後の露皇帝は、日本びいき ロシア帝国最後の皇帝、ニコライ2世。 日本では、日露戦争当時の敵国ロシアの元首として知られています。 驚く人もいると思いますが、このニコライ2世も、まごうことなき 日本びいきの外国人なのです 彼の日本好きは、どうやら叔父アレキシス親王の影響のようです。 親王は明治六年ごろ来日。日本を気に入り、帰国後、甥のニコライに、 自身の見聞を伝え、もし東洋を訪れる機会があれば是非とも日本に 滞在するように薦めたといいます。 また、ニコライは若い頃から日本を舞台にしたピエール・ロティの小説 「お菊さん」を愛読していたとの話もあります。 明治二十四年(1891年)4月。 当時、皇太子であったニコライに、待望の日本訪問の機会が訪れます。 シベリア鉄道の起工式に伴い、アフリカを回り、インドを経て、極東の各国を周遊する旅行が計画されたのです。 ニコライの旅行計画は、他の国々の滞在予定は数日ずつ。日本の滞在予定は一ヶ月以上。 この辺も日本への期待の高さの現れでしょうか。 この周遊では、ニコライはロシア帝国海軍の最新装甲艦「バーミャチ・アゾーファ」に 乗り込み、さらに七隻の軍艦が同行。彼個人の思い入れとは別に、ロシアの軍事力の 誇示が目的であることは明白でした。 続きを読む