転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1483715515/ 1 : ◆axPwtNeSoU 2017/01/07(土) 00:11:55.77 ID:U0D1kCtA0 提督と北上さまが二人っきりで、いちゃいちゃするだけのお話です。 冒頭部分は先日投稿スレに投下したものとほぼ同じです。既読の方はごめんなさい。 多少は書きためしてありますが、基本的には週1ペースくらいでのんびり進めていこうと思います。 ・亀更新 ・投下速度一定せず ・キャラ崩壊ないしキャラ独自解釈 ・エロ描写筆力不足 等に我慢できそうにない方は、540゚栗田ターンをお願いします。 2 : ◆axPwtNeSoU 2017/01/07(土) 00:16:38.38 ID:U0D1kCtA0 「はぁ~、いいお湯。いいねぇ~、しびれるねぇ~……」 「あぁ、久しぶりだな、こんなのんびりした気分は……」 せめて正月くらいは、と他の艦娘たちに二人して鎮守府から追い出され、温泉旅行に出かけた俺と、ケッコン済みの秘書艦・北上。 流石に、未だ戦争が終わったわけでもないので、混んでいる時間帯に大浴場に二人で出かけたりするのは、多少はばかられた。 部屋に備え付けの露天の家族風呂に並んでつかり、あ~~~~、と二人して長い息を吐く。 じいさんばあさんみたいな声だな、とお互いの表情をちらりと見やり、目があったことが照れくさくて、へへ、と笑みを交わした。 右隣に並んでお湯につかる北上は、はぁ~、とまた息を吐くと、眼を閉じて、こてん、とこちらの肩に頭をもたれかけさせてくる。 風呂のお湯につからないよう、髪をあげてポニーテールのように簡単にまとめているため、普段は見えない北上のうなじや首もとが意識されて、妙になまめかしい。 3 : ◆axPwtNeSoU 2017/01/07(土) 00:21:26.41 ID:U0D1kCtA0 薄い乳白色のにごり湯の中で、北上の肢体が肩の下あたりまではゆらゆらと揺れて見えるが、その下は、お湯の色に隠されて良く見えない。 肩を抱くように後ろから右腕を回し、首を傾ける。 覗きこんでいる視線に気づいたのか、北上が目を開け、むぅ、とじと目でこちらを睨んできた。 「……提督はえっちだな~」 「……こればっかりは男のサガってもんだ」 「……あたしの身体なんて、貧相なもんじゃん。大井っちとかの方がスタイルいいでしょ?ケッコンするなら他にもっといい相手いっぱいいるじゃないさ」 「そりゃ身体だけで選ぶならそうかも知れんが……って、いや、冗談。冗談だから睨むなっての」 慌てていい子いい子、と頭を撫でてやる。 「なんて言うかさ。スタイルがどうとか、秘書艦として有能かどうかとかだけじゃなくて。その、一緒にいて落ち着くというか、楽に呼吸ができるというか……。お前が一番しっくりくるんだよ。変に気取らない、ありのままのお前がいてくれるから、俺自身も、ありのままの俺でいられるっていうか……って、前にもこんな話したよな?」 「……うん、ケッコン申し込まれた時に、前に言われた。けど、もっぺん聞きたくてさ~」 にへら、と笑う北上の顔はもうとっくにいつもの笑顔で。 どうやら、いいように転がされていたらしい。 続きを読む