転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468664857/ 1 :KASA 2016/07/16(土) 19:27:37.75 ID:Vb1PaWNpO ペパロニ「練習が終わった後、いつものところで……」 アンチョビ「あのなぁ……『ツラ貸せ』、ってドゥーチェに向けて使う言葉か?」 ペパロニ「私と姉さんの仲じゃないっすか!」 アンチョビ「そうゆうのとはなんか違う! 絶対ちょっと間違ってるからな」 ペパロニ「そっすかぁ?」 アンチョビ「お前……私ら三年が来年卒業するからって、ちょっと調子のって気てないか?」 ペパロニ「のってませんよ! のれるわけないっす! 寂しいじゃないっすか!」 アンチョビ「どうだかねぇ」 ペパロニ「あーもー私が悪かったですってば! 怒っちゃやですよぉ姉さぁーんー!」 アンチョビ「わぁっジョギングの最中にしがみつくなぁ! ころんだらどうする!」 ペパロニ「えへへー! すんません!」 2 :KASA 2016/07/16(土) 19:33:58.34 ID:Vb1PaWNpO アンチョビ「ったく……で、話ってなんだ? あっ、言っとくけど、来年の総統はお前でもう決まりだからな? それは取り消さないぞ?」 ペパロニ「や、今日はそれとは別の話っす」 アンチョビ「ふぅん? じゃあ、何だ?」 ペパロニ「ま、それはまた後でって事で……あっ、おーい一年! お前らあんまり飛ばして走るなよー?」 アンチョビ「そうだぞー。自分のペースで走れ~」 ペパロニ「ゆっくりでもいいから、いっぱいいっぱい走れ~」 アンチョビ「無理に私らのペースに合わせなくていいからな~」 一年生達<<『はーい』 ペパロニ「おーい、私ら二年組はもうちょっと頑張るぞー! いいかお前らー、後輩達にはカッコをつけて、先輩方にはイイトコみせるぞ! 足回せぇー!」 二年生達<<『っしゃー!』 アンチョビ「うんうん、その調子だぞぺパロニ。来年こそは全国大会で優勝っ……はまだ無理かもしれないけど、それでも我がアンツィオの戦車道をより強く、より太く!」 ペパロニ「うすっ、まかせてくださいっす! 姉さんが一生懸命まいてくれた種、私達がしっかり育てて見せるッス!」 アンチョビ「……! お、おう。ふん、ペパロニのくせに、いきなり殊勝な事ゆーなっ」 ペパロニ「あれー……? おやぁ……? 姉さん、もしかしてちょっとグッときちゃいましたぁ?」 アンチョビ「だ、黙れアホっ。生意気だぞっ」 ペパロニ「えへへ! 失礼しましたぁ!」 アンチョビ「こんにゃろ……」 3 :KASA 2016/07/16(土) 19:43:13.69 ID:Vb1PaWNpO ペパロニ「へへへ……あ、それでさっきの話っすけど……いいっすか?」 アンチョビ「むー……」 ペパロニ「聞いてます? 姉さん?」 アンチョビ「……生意気を言った罰」 ペパロニ「へ?」 アンチョビ「おーい皆よく聞けぇー! 今からこのペパロニが、この私を10分以内にグラウンド周回遅れにしてやるとほざいたぞー! ペパロニ「はあっ!? ちょっ!? 姉さん何言ってんすか!?」 アンチョビ「やってもらおーじゃないかー!!」 皆<<『いえーい!』 ペパロニ「ええー……ノリ良すぎだろ皆……」 アンチョビ「ふふん、時間以内にできなかったら、私は帰るからなっ♪」 ペパロニ「ええ!? そりゃないっすよぉ!」 アンチョビ「ふんっ!」 ペパロニ「ちょっ……何ヘソまげてんすかぁ!? い、一周1000メートルのグラウンドだから、10分で追いつくには相対速度で、えーと、えーと……何キロっすかぁ!?」 アンチョビ「知らん! ほらほら! そんなのどーでもいいから、先輩にイイトコみせてみろぉ!」 ペパロニ「ちょ、ちょ、ほんと姉さんて時々そーいうガキみたいな……」 アンチョビ「ああん!?」 ペパロニ「ああもうっ! 分かりましたよ! やってやろーじゃないっすかぁ!」 だだだだだだだだ!! ペパロニ「おーいお前ら私の走りを見てろよおっ! あ、でも一年生は真似はするな?」 <『わー先輩はやーい!』 ペパロニ「うおぉぉぉぉぉ待っててくださいね姉さぁぁぁぁぁん!」 続きを読む