転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461932975/ 1 : ◆2VMIBbqgAw 2016/04/29(金) 21:29:35.49 ID:GcbLb0Wq0 浦風「雑誌の……取材?」 提督「そうだ」 浜風「それはなかなか珍しいですね。良いのですか? 鎮守府内に部外者を入れてしまっても」 提督「たしかにウチには機密情報が多いため、極力部外者を入れないようにしてきた。 だがしかし、それは国民に対する不安感を煽ることにも繋がる」 雪風「どういうことでしょう?」 天津風「あたしたちの戦場は本土から遠く離れた海の上。一般の人の目に触れることはまず無いわ。 だから艦娘の存在自体は知られていても、何をしているのかなんてほとんど知られてないのよ」 時津風「ふぅーん。だから時々お披露目する場が必要ってことかぁー」 島風「でもそれなら観艦式とかあるじゃん。それじゃダメなの?」 提督「それは我々が主催しているもの。時にはメディアからの要求に応えることも必要なんだ」 浦風「ほぉ~。じゃあうちら、雑誌に載るんじゃね!」 2 : ◆2VMIBbqgAw 2016/04/29(金) 21:31:46.55 ID:GcbLb0Wq0 前 ①提督「ようこそ、ないない駆逐隊!」 ②提督「踊れ、ないない駆逐隊!」 3 : ◆2VMIBbqgAw 2016/04/29(金) 21:33:43.03 ID:GcbLb0Wq0 天津風「その取材って、いつ頃なの?」 提督「来週中だそうだ」 天津風「来週!? や、ヤダ……じゃあ誌面いっぱいに写真が載っちゃったりして……ハッ! 前髪大丈夫かしら……こっちには切るの上手い人いるかな……」 時津風「えへへー、時津風、有名人になっちゃったりして~」 雪風「雪風も、ついにテレビデビューです!!」 提督「雑誌な」 島風「島風が一番速いってこと、絶対に書いてもらわなくちゃ!」 浜風「……ですが、それをわざわざ我々に先行して伝えたということには、何か理由があるのでは?」 提督「さすが浜風、察しが良いな」 天津風「うっ……なんか嫌な予感がするんだけど……」 提督「君たちないない駆逐隊には、取材記者への対応を一任しようと思う」 一同「えぇえーーーっ!!?」 4 : ◆2VMIBbqgAw 2016/04/29(金) 21:37:25.64 ID:GcbLb0Wq0 時津風「……って、驚いてはみたけど、これって喜ぶべき? 残念がるべき?」 天津風「いや、まぁ取材記者への対応があたし達に任されるってことは、 それだけ雑誌に自分らのことを多く取り上げてもらえるってことかもだけど……」 島風「でもちょっと、大変そうだなぁ」 雪風「大役だと思います!」 浦風「うちらの対応しだいで、艦娘や鎮守府に対するイメージが決まりよるけんね……」 提督「当日は施設の案内や仕事内容の説明や実演、インタビュー対応など…… スケジュールは君たちで適当に決めてもらって構わない」 浜風「待ってください提督。そもそも我々はこの鎮守府所属ではないのですが……」 提督「いや、今はうちの所属で、私の艦娘だ」 浜風「ですが鎮守府を案内しようにも、我々も把握しきれていません」 提督「だろうな。そう言うだろうと思って、助っ人を二人、君たちの補佐として任命しておいた」 天津風「助っ人?」 提督「あぁ。古くからこの鎮守府のことをよく知ってる、それはそれは『小さな』艦娘だ」 続きを読む